Twitterの有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」が、日本に在住するユーザーでも申し込めるようになった。日本における月額料金は980円(※1)で、WebまたはiOS版アプリから申し込める。

(※1)iOS版アプリを使って申し込んだ場合は月額1380円(アプリ内決済)

●Twitter Blueの概要

 Twitter Blueは、原則として作成から90日以上経過したTwitterアカウントで契約できる。申し込みに当たっては、アカウントに携帯電話番号も登録しておく必要がある。

 ただし、過去30日以内にアクティブでなかった(利用のなかった)アカウント、あるいは過去3日以内に以下のいずれかを変更したアカウントは申し込めない。

・プロフィール画像(アイコンやバナー)

・表示名

・ユーザー名(@で始まる名前)

 加えて、Twitter Blueを初めて申し込んだユーザーも、Twitterによる加入審査が完了するまで上記を変更できなくなる。審査は「短期間」で終わるとされており、完了するとプロフィールにおける「表示名」の右側に青色の認証アイコンが表示される。

 月額料金の支払いは、Webから申し込んだ場合は登録したクレジットカードまたはデビットカード(Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners Club)で、iOS版アプリから申し込んだ場合はApp Storeのアプリ内決済で行う。

 Twitter Blueに加入すると利用できる主な特典(機能)は以下の通りだ(加入審査中の間も利用可能)。

・「話題の記事」機能

・自分がフォローしているユーザー、あるいは自分がフォローしているユーザーがフォローしているユーザー(アカウント)がシェアしているツイート(またはニュース)をチェックできる

「リーダー」機能

・スレッド(返信ツリー)を見やすくできる(文字サイズも変更可能)

「カスタムナビゲーション」機能

・アプリ下部に表示されるナビゲーションアイコンの表示/非表示を設定できる

アプリアイコンの変更

・ホーム画面などに表示されるアイコンのカラーを変更可能

「テーマ」の設定

・アプリの表示カラーテーマを設定可能

・現時点ではiOS版アプリのみ対応

広告(プロモーションツイート)の表示削減

・通常ユーザーと比べると、表示頻度が半分程度になる

 加えて、Twitter Blueの加入者は「Twitter Blueラボ」に参加できる。このラボはTwitterに実装される予定の新機能の一部への“先行アクセス”が可能で1月11日時点では以下の機能を試せる。

・「ツイートの取り消し」機能

・ツイートの投稿を即時に行わないことで、ツイートを見直せる

・見直し時間(※2)以内に取り消し操作をすると、投稿前の画面に戻る

・新規投稿の他、返信(Mention)でも利用可能

・「ツイートの編集」とは別の機能

「ツイートの編集」機能

・投稿から30分以内のツイートを編集できる

・編集されたツイートはアイコンで区別される

・編集履歴は誰でも確認できる

・返信ツイートやアンケート付きツイートは編集できない

より長い動画、より高画質な動画の添付に対応

・動画の長さは最長60分(または2GB)まで(※3)

・動画の解像度は最大フルHD(1920×1080ピクセル)

NFT(Non-Fungible Token)付きの画像をプロフィールに設定可能

・暗号ウォレット(※4)とTwitterアカウントをひも付けると利用可能

・NFT付きプロフィール画像は、通常のプロフィール画像とは表示方法が異なる

「ブックマーク」の機能拡充

・ブックマークを「フォルダ」に分けて整理できる

(※2)標準では20秒(5秒、10秒、30秒、1分に変更可能)(※3)スマホアプリからの投稿は最長10分(※4)Coinbase、MetaMask、Trust Wallet、Argent、Rainbow、Ledger Liveに対応