キヤノンが運営する写真保存用クラウドサービス「image.canon」で、ユーザーが保存した静止画・動画データの一部が消失した問題について、同社は8月7日、「サービスをコントローするソフトの誤動作が原因だった」と明かした。失われたデータのうち動画は回復する手段がなく、静止画は、ダウンロード可能な状態に回復させることはできるが、元の解像度には戻せないという。

 image.canonは、キヤノンのWi-Fi対応カメラからクラウドに直接データを保存でき、PCや外部サービスなどへの転送もできるサービス。アップロードしてから30日間は容量無制限で保存でき、その後は、10GBまでなら長期保存できる。

 同社は8月4日、「6月16日以前に長期保存ストレージに保管された静止画・動画データの一部が消失した」と発表。当初は「ストレージの障害が原因」としていた。

 7日付の発表によると、データ消失の原因は、ソフトウェアの誤動作という。同社が7月30日、image.canonのサービスをコントロールするソフトを新バージョンに切り替えた際、短期保存ストレージ用のプログラムコードが長期保存ストレージ機能でも作動してしまい、長期保存用データの一部が消失したと説明している。

 同社は「お客さまに多大なるご迷惑をお掛けすることになり、誠に申し訳ございません」と改めて謝罪し、再発防止を徹底するとしている。