KDDI、日本交通ホールディングス(HD)子会社のMobility Technologies(東京都千代田区)など5社は10月9日、自動運転タクシーを公道で走行させる実験を行うと発表した。ドライバーが乗車する自動運転車の他、ドライバー不在の遠隔操作車両も走らせるとしている。

 5GやLTE通信を活用し、KDDI新宿ビルにいる操作者が自動運転システムを使いながら車両を走らせるという。無人の自動走行車はKDDI新宿ビルと京王プラザホテルを発着する。ドライバーが乗車する自動走行車は、東京都庁を回って新宿中央公園まで走行するという。期間は11月5日から8日まで。

 実験で協業するのはKDDI、Mobility Technologiesの他、自動運転技術ベンチャーのティアフォー(東京都品川区)、損害保険ジャパン、3次元地図開発のアイサンテクノロジー(名古屋市)の5社。

 KDDIが5GやLTE通信基盤の提供、Mobility Technologiesが配車アプリなどの開発、ティアフォーが自動運転タクシー車両や運行管理システムの開発を担当。アイサンテクノロジーが自動運転用に製作した3次元地図、損害保険ジャパンが自動運転用の保険を提供する。

 荏原交通、帝都自動車交通など交通事業者4社がオブザーバーとして実験に参加し、自動運転の技術を活用したビジネスモデル構築に向けたアドバイスを行うとしている。

 自動運転タクシーの実用化に向けた実験は2019年に開始。ドライバー不足の解消や高齢者など交通弱者への対応に向け、22年度以降の事業化を目指す。