パナソニックグループのシフトールは1月12日、家族との連絡を目的とした電子メモパッド「Croqy」(クロッキー)を「CES 2021」で発表した。紙のメモ書きの良さを生かしながらスマホ連携の利便性を加えた「新しいメモ体験」(シフトールの岩佐琢磨社長)という。今年度中に発売予定で、価格は1万9999円(税込)。

 感圧式タッチパネルと電子ペーパーを採用した手のひらサイズのメモパッド。ネットワークに接続し、クラウド経由で他のクロッキーや登録したスマートフォンとメモを同期する。電子ペーパーは紙のように電源オフ時もメモを表示し続けるため、リビングなどに置けばスマホを持たない子どもやスマホをなかなか起動しないシニア層にも気付いてもらえるという。

 メモを忘れて外出した場合は専用スマホアプリ(iOS、Android)で自宅のクロッキーにメモを送れる。逆にクロッキーで描いた手描きメモを遠方のスマホに送信できるため、離れて暮らす祖父母や仕事中の父親に子どもの手書きメッセージを送るといった用途も考えられるという。

 岩佐氏は「紙のメモは手書きならではの味とイラストなどを添えられるメリットがある一方、なくす、書き忘れる、覚えられない、返事ができないといったデメリットがある。多くはスマホのメッセンジャーアプリで解決できるが、子どもはスマホを持っていない。シニアの方には『LINE送ったよ』と電話しなければ読んでもらえない」と指摘。クロッキーを紙とスマホの良さを兼ね備えた新たなコミュニケーションデバイスとアピールした。

 クロッキーの本体サイズは約130(幅)×80(高さ)×13.5(奥行き)mm。重さは約160g(スタンド、タッチペン除く)。内蔵バッテリーで2カ月程度は使えるという。