漫画家のサダタローさんが、思わずSNSでシェアしたくなる話題を漫画で紹介する連載「サダタローのシェアさせていただきますR」。ゲーム好きなサダタローさんは、PlayStation 5を買えずにやさぐれて以来、お米を作ったり、街を塗ったりしつつもレトロなRPGを多くプレイしていました。

 RPGといえば少し前にネットで話題になったゲームがあります。2020年の7月に配信を開始すると独特過ぎるグラフィックや内容が話題になり、さらに楽曲の無断使用疑惑もあってわずか4日で配信停止となったNintendo Switch用ソフト「ファイナルソード」(Final Sword)です。

 問題のBGMについて開発販売元の韓国HUP Gamesは「他社から購入した素材(楽曲)集に含まれていたもの」と説明。BGMを差し替え、ゲーム内容をブラッシュアップして1月下旬に配信を再開しました。タイトルも「ファイナルソード DefinitiveEdition」に進化しています。

 売れ筋ではないゲームも好んでプレイしてきたサダタローさんは、編集部にのせられてファイナルソードを遊んでみることに。数日後「最後までプレイした」と報告してきましたが、ひどく疲れた様子です。何か恐ろしいものでも見たのでしょうか?

●ピチピチの服の主人公に動かない村人たち

 ファイナルソードには今時のゲームとは思えない要素が多々あります。なぜかピチピチの服を着ている主人公、全く動かない村人たち、妙にかわいいフォント、村の中にある見えない壁などなど。全体的には既視感を覚える風景なのに完全に異世界です。

 村の外に出てバトルが始まると大変です。いきなり画面外からの不意打ちを受けたり、出てきたと思ったら間髪入れずに攻撃してきたりする敵キャラクターが大量発生します。

 しかし試行錯誤の末、サダタローさんは一筋の光を見いだしました。敵をしっかり見ているとモンスターごとの対処法が分かってきます。回避や防御、弱攻撃と強攻撃など意識して使い分けると敵にちゃんと対処できました。「軽い気持ちでプレイすると予想外にやりごたえがあって面食らうかも」。バトルに関しては意外と作り込まれているようです。

 めちゃくちゃな部分も多いけれど、ちゃんと遊べるゲーム。子どもの頃、意地になって必死で解いた“ファミコン時代のクソゲー”に通じるものがあるとサダタローさんは話しています。

 結論。ファイナルソードは、理不尽なゲームバランスや操作性にイライラしていた昔のクソゲーを思い出したい人におすすめです。価格は1799円(税込)で販売はダウンロード版のみです。