人気漫画「進撃の巨人」最終回を掲載した「別冊少年マガジン5月号」が4月9日に発売され、11年7カ月に及ぶ長期連載に幕を下ろした。雑誌の発売に先駆け、講談社の漫画アプリ「マガポケ」などは日付が変わると最終回を公開し、深夜にも関わらずネットが揺れた。

 Twitterでは「進撃の巨人」「諫山先生」「進撃のネタバレ」など関連ワードが相次いでトレンド入り。ツイートの多くは作品の感想や作者である諫山創さんをねぎらうものだが、一部で「アプリが重い」というツイートもあった。

 テレビアニメでエレン役を務めた声優の梶裕貴さんは「読者の誰もがそうかと思うけれど、僕にしかわからない感情がある。涙が止まらない」とツイート。フォロワーから「心臓を捧げよ」と激励を受けていた。

 コンビニや書店に並んだ別冊少年マガジン5月号は進撃の巨人が表紙。最終回の他、諫山創先生が選んだ第69話 「友人」をフルカラーで掲載した。付録は表紙イラストを使った特製ファイル。Twitterでは午前中から「完売」「駆逐されてた」という報告が相次いでいる。

 進撃の巨人は、壁に囲まれた世界で暮らす少年エレン・イェーガーが自由な世界に憧れ、壁の外の巨人たちとの絶望的な戦いに挑むダークファンタジー。2009年に連載が始まると人気に火が付き、11年に「第35回講談社漫画賞」受賞した。

 コミックスは電子書籍を含む累計発行部数で世界1億部を突破。最終回を収録した最終巻34巻は6月9日に発売する。

 テレビアニメは13年に始まり、これまでに4期75話を放送した。冬にはNHK総合で「ファイナルシーズン Part 2」が始まる。

 一夜明け、梶さんは再びツイートした。今度は諫山先生に宛て「素敵な作品を、ありがとうございました。アニメ『進撃の巨人』に心臓を捧げ、エレン・イェーガーを演じ抜きます。オレたちの戦いはこれからだ!」とつづっている。