NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、NTT東日本、NTT西日本は5月9日、地方自治体による新型コロナワクチンの予約受け付けで電話の通信量が急増していることを受け、音声通話サービスを一部制限する可能性があると発表した。警察や110番といった緊急性の高い通話が行えなくなる事態を防ぐためとしている。

 ソフトバンクとKDDIは携帯・固定回線の両方で、ワクチン接種の予約用電話番号に対する音声通話を一時的に制限する可能性があるという。ドコモは携帯回線のみ。NTT東西は固定電話の通信量が急増したとき、ワクチン予約を実施している自治体の番号に対する発信を、自動音声ガイダンスに転送する場合があるとしている。

 新型コロナワクチン接種を巡っては、各地方自治体が高齢者向けの予約を4月下旬から順次始めている。しかし殺到する申し込みによってシステムの不具合や電話がつながりにくくなるなどの問題が多発。各自治体は対応に追われている。

 5月6日には、NTT東の固定回線がつながりにくくなる事態も発生した。各社は利用者に対し、電話がつながりにくい場合は時間を空けてかけ直すよう呼び掛けている。