国民生活センターは9月2日、全国の消費者センターなどに寄せられた60歳以上からの通信販売の相談件数が過去最多になったと発表した。2020年度の相談数は10万7796件と、19年度の8万8349件を大きく上回る結果に。「コロナ禍で通信販売の利用機会が増えたため」と分析している。

 中でもネット通販関連の相談が増加。「お試しのつもりで申し込んだら定期購入になっていた」などのトラブルが多かった。同センターは「スマートフォンの場合、文字が小さいなど、高齢者にとって読みづらい表記になっている場合もあるが、サイト内の購入条件やルールを確認してから申し込んでほしい」「身近にいる家族も高齢者の生活を見守ってほしい」と注意喚起している。

 60歳以上の消費者トラブル相談全体は約34万件だった。商品・サービス別にみるとIT関連の相談が多く、60歳代と70歳代では「デジタルコンテンツ」が2位に。「定額制動画配信サービスの解約手続きができない」「当選金を受け取る手続きとして電子マネーを購入し、個人情報を伝えてしまった」などの相談があったいう。