米Facebookで傘下のInstagramのトップを務めるアダム・モッセーリ氏は9月16日(現地時間)に公開されたPodcastでSNSの功罪を車に例える発言をし、Twitter上などで物議を醸している。

 問題になっているのは、米VoxメディアのPodcast「Recode Media」での発言。「自動車事故が原因で死亡する人が他の死因よりも多いことは知っているが、自動車は破壊よりもはるかに多くの価値を世界に生み出している」とし、「それは、ソーシャルメディアに似ていると思う」と語った。

 これは、ホストのピーター・カフカ氏が、タバコが人に害を及ぼすのと同様に、サービスが人に害を及ぼす可能性があるなら、サービスを停止あるいは制限するべきではないかと問うたことを受けての発言だった。

 このPodcastのインタビューは、米Wall Street JournalがInstagramが若者に与える悪影響についての記事を掲載した後に行われた。

 モッセーリ氏はまず、SNSとタバコとの比較は適切ではないと語り、SNSにはマイナス面もあるが(タバコと異なり)プラスの面もあると主張。「大規模に使われるものにはすべて、プラスとマイナスの両方の結果をもたらす」と語った。

 Twitterでの批判の多くは、自動車産業はSNSとは異なり、厳しい規制が存在するというものだ。例えばSNS問題に取り組むイスラエル人のエラッド・ラトソン氏は「モッセーリ氏には同意できない。ソーシャルメディア企業は自動車業界と同じように規制されるべきだ!」とツイートした。

 モッセーリ氏はTwitterで車の例えば「完璧ではなかった」と認めつつ、「それでも、Instagramが常に破壊的ですべての人を殺していると示唆するのは行き過ぎだ」とツイートした。

 同氏はまた、「この例えについて言及するレポーターの多くは明らかにPodcastを聞いていない」ともツイートし、規制についても語ったのにと苛立ちを見せた。Podcastでは、カフカ氏がSNSにも規制が必要ではないかと尋ね、モッセーリ氏はそれに同意し「規制はより多くの問題を引き起こす可能性があるので注意が必要だが、SNSは大きな産業であり、規制について取り組む必要があると思う」と語っている。

 PodcastはAppleやGoogleのPodcastアプリで再生可能だ。