エイチームは5月16日、新卒採用イベントに参加した人などの個人情報5857人分が、外部から閲覧可能になっていたと発表した。最長で6年以上前から閲覧が可能な状態だったという。原因は米Googleの個人向けクラウドサービス利用時の設定ミス。同日時点では閲覧可能だった情報の不正利用は確認していないという。設定もすでに修正済み。

 閲覧可能だった情報の内訳は、(1)2018年3月、19年3月、20年3月、21年3月に卒業する学生を対象とした採用イベントやインターンシップに参加した人の氏名や学校名、顔写真、電話番号、評価など4588人分、(2)これらのイベントなどに参加したグループ社員の氏名、顔写真、所属部署など161人分、(3)16年から17年にかけて開催した中途採用イベントに参加した人の氏名、メールアドレス、職業、電話番号など30人分、(4)17年8月から21年10月にかけてエイチームのオフィスに訪れ、面接などの交通費を受け取った人の氏名や口座番号1078人分。

 (1)と(2)に関しては17年4月から22年4月21日にかけて、(3)については16年4月から22年5月11日にかけて、(4)については16年4月から22年5月10日にかけて閲覧可能な状態だった。Googleの個人向けクラウドサービスで作成・管理していたファイルの公開設定が「このリンクを知っているインターネット上の全員が閲覧できます」になっていたという。

 22年4月7日の午前10時ごろ、監査役に個人情報漏えいの可能性を伝えられたことから発覚。社内で調査した結果、設定ミスを発見した。現在は設定を変更済みで、社外からは閲覧できない状態という。

 個人情報保護員会には報告済み。エイチームは再発防止策として、クラウドサービスを使って管理・共有しているファイルのアクセス権限を見直す方針。Googleのクラウドサービスについては、個人向けアカウントで作成したファイルの業務利用を禁止。同社が契約する法人向けサービス「Google WorkSpace」のアカウントで作成したファイルのみ、業務で利用可能にする。

 「今回の事態を重く受け止め、今後このような事態が発生しないよう、再発防止に向けて個人情報の管理強化・徹底に努め、信頼回復に全力を尽くしてまいります。この度は、多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、心より深くおわび申し上げます」(エイチーム)