富士通は5月18日、金融・小売業界向けソリューションの提供に向け、米Amazon Web Services(AWS社)との協業を強化したと発表した。AWSを活用した新サービスを開発。富士通の直販か、AWS社のマーケットプレースで販売する。

 新サービスは富士通が提供する金融業界向けITサービス群「Finplex」や、小売業界向けDX(デジタルトランスフォーメーション)支援サービス「Brainforce」をベースに開発。それぞれ提供基盤の一部を富士通のインフラからAWSに置き替え、運用を富士通やAWS社に任せられるフルマネージドサービスとして提供する。

 金融・小売業界向けに、AWSを基盤とする基幹システムの開発・運用を支援するサービスも展開する。AWSを導入済み、もしくはこれから導入する企業のシステム開発や運用を、富士通のシステムエンジニアとAWS社のスタッフが協力して支援するという。

 富士通の直販では2023年3月までに計20件、AWS社のマーケットプレースでは計3件の商談を見込む。

 一連のサービス提供に向け、社内の“AWS人材”も増員。AWSと協力して新たな人材育成プログラムを展開し、今後3年間で約600人増やす。

 富士通は2012年以降、AWS社のパートナー企業として、クラウドサービスの再販売や認定資格の取得に取り組んでいる。21年には、モビリティ業界向けソリューションの共同開発を発表。他業界向けサービス提供に向けた協業の強化も検討する方針も明かしていた。