Androidの「Kindle」アプリで、本が購入できなくなったことが、先日大きな話題になった。従来はサンプルを読み終えたらそのまま本を購入できたのが、今後はわざわざWebブラウザでAmazonのサイトを開き、そこで購入しなくてはいけなくなったというものだ。

 これはGoogle Playストアのポリシーのアップデートによるもので、Kindle以外の電子書籍ストアでも2022年3月以降に軒並み同様の措置がとられているが、最大手のKindleにまで影響が及んだことで、多くのユーザーがSNSなどで反応したというわけだ。iOSではすでに同じフローが採用されているとはいえ、このシームレスさゆえAndroidでの利用にこだわっていたユーザーにとっては、なかなかショッキングな出来事だ。

 もっとも現時点ではこれには抜け道がある。それはGoogle Playストア版ではなく、Amazonアプリストア版のKindleアプリを利用するというものだ。これならば前述のGoogle Playストアのポリシーの適用外となるため、従来と同様にKindleアプリ上で、本の購入が行える。

 今回は、この、Amazonアプリストアから、「Kindle」アプリをインストールする方法を紹介する。なお本稿の内容は2022年6月13日時点のもので、将来的なアップデートなどによって不可能になる場合があることをご了承いただきたい。

●作業は簡単そうに見えてつまづきやすい

 まずはざっと流れを紹介しておこう。以下の通りとなる。簡単そうに見えて、つまづきやすい点がいくつかある。

1. Google Playストアから導入済みだったKindleアプリを削除

2. Amazonのサイトから「Amazonアプリストア」のアプリをインストール

3. Amazonアプリストアから「Kindle」アプリをインストール

4. ログインすると利用可能に

 まず、Google Playストア版のKindleアプリを削除しておく必要がある。というのも少なくともアイコンからは、両者の違いを見分けることは不可能で、Google Playストア版がインストールされたままAmazonアプリストア版を新規インストールすると、上書きされたのかそうでないのか分からなくなるからだ。事前にまっさらにしておけば確実だ。

 また、不明な提供元からのアプリインストールの許可を「ブラウザ(Chromeなど)」と「Amazonアプリストア」の2つに許可しなくてはいけないのも、工程が似ているだけに混乱しがちだ。前者はAmazonアプリストアをインストールするために、後者はKindleをインストールするためにそれぞれ必要だ。

 以下、スクリーンショットで紹介する。まずは上記1〜2の工程から。

●AmazonアプリストアからKindleアプリをダウンロード

 続いて上記3〜4の工程。これが完了すればKindleアプリが利用可能になる。

●将来的には購入機能はどうなる?

 Google Playストア版がAmazonアプリストア版に代わっても、購入にまつわる部分を除けば、使い勝手は同一だ。というよりもAmazonアプリストア版は、これまでのGoogle Playストア版と同じ作りなので、ユーザーにとってはこちらのほうがおなじみだろう。

 Google Playストア版とAmazonアプリストア版で同じ画面を並べて比較すると、Amazonアプリストア版には購入まわりのUIがきちんと存在していることが分かる。何か購入しなくてはいけない本があるならば、試しに1冊買って、問題なく動作するか試してみるとよい。

 なお、Google Playストア版で購入機能が省かれたのは「8.58.0.100」からだが、Amazonアプリストア版の現行バージョンである「8.53.0.100」の頃は、Google Playストア版でも購入機能をサポートしていた。従って今後Amazonアプリストア版のバージョンがGoogle Playストア版の「8.58.0.100」に追い付いた時に、購入機能がオミットされる可能性はゼロではない。

 Amazonにとって、Amazonアプリストア版が普及するのは自社アプリストアの利用者が増えるという意味で好都合なはずで、購入機能はそのまま残ると筆者は予想しているが、これについてはひとえにAmazon側の考え方ひとつで、現状では先の見通しは「分からない」としか言いようがない。もし購入機能が削除された場合は、その他のルートで配信されているKindleストアも挙動が一本化されるはずで、その時は潔く諦めるしかないだろう。