フィンテックベンチャーのペイトナー(東京都港区)は9月20日、受け取った請求書に応じて自動で振り込むサービス「ペイトナー 請求書」の提供を始めた。依然として紙でのやり取りが続く、スモールビジネスの経理負担軽減や業務効率化の需要を狙う。

 受け取った請求書をこのサービスにアップロードすると、AI-OCRと人間のオペレータが文字に変換。データ化した請求内容はサービス上で管理可能に。連携口座へは振込指示をするだけで、ユーザー名義で自動で振り込める。電子帳簿保存法に対応し、他社の会計システムとも連携できる他、データはCSV形式でのエクスポートにも対応する。

 この仕組みの実現に当たっては、GMOあおぞらネット銀行の「かんたん組込型金融サービス」を活用。サービスとの連携に必要な機能のみに制限した口座「為替資金預り口座」と、預金者口座の資金移動ができる「更新系API」を利用することで実現できたという。

 利用プランは無料と月額1万円(税別)の有料プランを用意。無料プランは請求書の一部項目をユーザーが入力する必要があるが、有料プランでは全ての項目が自動入力されるという。振込実行時の手数料はいずれのプランでも1件当たり300円。有料プランも2023年3月31日までは月額無料で利用できる。

 同社はサービス開始の背景について「中小企業やスタートアップをはじめとする、スモールビジネスの請求書処理業務は依然として、紙での受授や個人管理、ATM振込など、非効率なアナログ業務が常態化している。これらの負担軽減を目的に提供開始に至った」としている。