メタバースの開発・運営事業などを行うMATRIX(東京都千代田区)は11月10日、AIを使った音声入力でメタバースの自動生成に成功したと発表した。プロトタイプの動画をYouTube上で公開している。

 デモ動画では「Mountain scenry with blue sky」(山の景色と青い空)という掛け声にAIが「OK」と返答。その後、青い空と山岳地帯の景色を生成した様子などが確認できる。同社は「昨今、テキストから画像を生成するAIが話題だが、当社は『呪文詠唱による天地創造』(音声入力によるメタバースワールド生成)を可能とした」と説明している。

 現在開発中のプロトタイプ版には、3つの課題があるという。1つはワールドの生成に約60秒時間がかかること、2つ目には画質の高精細化ができていないこと、3つ目にはワールドが動画化されていないことを挙げた。これらの課題の解決に取り組み、対策が完了次第順次発表するとしている。

 今回発表した自動生成技術は「Project Genesis」と呼称。同社は「新天地メタバースは、何者にも支配されることのない無限に広大な空間であるべきである。そのためには、メタバースワールドの生成が労働集約的なものであってはならず、誰もが簡単に、自由に生成できる状態を構築する必要がある」という考えのもと、技術開発を行っているという。