Twitter上で11月18日、突如「Twitter終了」が日本のトレンドに入った。同日午後3時半時点ではトレンド1位に入った他、米国のトレンドでも近い意味を持つ「#RIPTwitter」(RIP:ご冥福をお祈りしますという意味)がトレンド1位を獲得している。しかし、Twitterがサービス終了するという発表などは確認できていない。ではなぜ突如トレンド入りする事態となったのか?

 発端はTwitter社の状況を伝える一連の報道や関係者のツイートとみられる。例えば米国のテック系メディア「The Verge」は18日の午前8時53分頃(現地時間)、「Hundreds of employees say no to being part of Elon Musk’s ‘extremely hardcore’ Twitter」(数百人の従業員がイーロン・マスクの“極めてハードコア”なTwitterに参加することにノーと回答)というタイトルの記事を掲載した。

 The Vergeによると、米Twitterのイーロン・マスクCEOの就任時に行った従業員の大量解雇により、Twitter社の社員数は7500人から2900人に減少していたという。さらに、マスクCEOは11月16日、全従業員に「会社に残ってハードコアに働くか、辞めるか」と選択を委ねたところ、数百人の従業員が辞職を選んだと報じている。Twitterに残っていた従業員は「今週の退職者の規模を考えると、プラットフォームが間もなく壊れ始める」と話したという。

 米国のビジネス誌「FORTUNE」のテクノロジー業界担当記者であるカイリー・ロビソン(@kyliebytes)さんも同じ頃、「Twitterの社員から聞いた話ですが、残り3700人ほどのTwitter社員のうち、およそ75%が『ハードコア』メールの後に残ることを選択しなかったようだ」とツイートしている。

 米国のメディアやメディア関係者が一斉にこのように報じた影響で「Twitterのサービス維持が困難になる」と考えた人が多かったため、「#RIPTwitter」や「Twitter終了」などが日本を含む世界中に広がったと推測される。またこれに便乗したジョークツイートなども増えている。

 マスクCEOは日本時間18日午後1時23分頃、「Twitterの墓の前でピースをするTwitter」のジョーク画像を投稿。さらに午後3時40分には「HELP US LIGMA JOHNSON YOU'RE OUR ONLY HOPE」(助けてくれリグマ、ジョンソン。君は僕らの希望なんだ)と、映画「スター・ウォーズ」のせりふをもじった画像を投稿している。

 これは、Twitterを解雇された社員のふりをし、各メディアのインタビューに答えるといういたずらの実行者が名乗った「Rahul Ligma」と「Daniel Johnson」の2人を指すものと思われる。ジョーク画像の投稿ばかりを繰り返すマスクCEOのツイートには、ユーザーからも「Twitter終了」になぞらえたさまざまなジョークの投稿が続いている。