無料会員が連携できる口座数を、これまでの10件から4件に削減したオンライン家計簿ソフト「マネーフォワードME」。変更があった12月には、有料課金のプレミアムユーザー数が激増し、単月で1.3万人増加した。

 「お叱りの声も頂いたが、APIのコストが発生するなどコスト構造は(サービスを開始した)10年前から大きく変わっている。継続的にサービスを提供するには必要な変更だ」とマネーフォワードの辻庸介社長。

 マネーフォワードMEは1400万人がダウンロードした国内トップのオンライン家計簿サービス。利用者だけでなく課金ユーザーは右肩上がりで増えており、直近は40万6000人。ただし、直近の伸びは3カ月間で8000人にとどまっていた。

 連携数変更に伴い、これまで無料で使っていたユーザーにはプレミアムプラン1カ月無料のクーポンも提供している。「無料クーポン利用もあるので、2023年1月も12月以上の増加を見込みたい」(辻氏)