今週に登場した12cmファン「XPG VENTO PRO 120 PWM」は、ADATAとNidec(日本電産サーボ)が共同開発したモデルで、価格は3000円強(税込み、以下同)だ。

 回転数はPWMモードで900〜2150rpm(±10%)、ノイズレベルは10〜28dBAとなる。最大風量と最大風圧は75cfm/3.15mmH2Oと高く、平均故障寿命(MTTF)も25度の環境で25万時間、60度の環境で6万時間と長い。ケーブルはデイジーチェーン対応となっている。

●「光らないファンが伸びている」――XPG VENTO PROが早速ヒット

 入荷したパソコンSHOPアークは「Gentle Typhoonは約10年前までサイズが扱っていましたが、全方位で高品質なファンの定番でした。最近は市場に出回ることがなかった、いわば伝説級のファンです。それがXPGブランドで復活したというわけですから注目度は高いですよね」と語る。

 実際、店頭に並べた日から好調に売れているというショップも多い。人気の背景には高品質ファンへのニーズが高まっているトレンドもあるらしい。

 TSUKUMO eX.は「一時期は光るファンの勢いに押され気味でしたが、最近は発熱量の高いパーツが増えてきたこともあって光らない高品質ファンの人気も高まっています。象徴的なのはNoctuaですけど、Thermaltakeの『TOUGHFAN 12』やクーラーマスターの『MASTERFAN SF120M』など、3000円前後で買えるモデルも増えて選択肢に厚みが出てきていますからね。XPG VENTO PROも間違いなく人気の一角を占めるでしょう」と高く評価していた。

 続いては、グラフィックスカードの新モデルだ。

●貴重なRadeon RX 6000シリーズがPowerColorから3モデル登場!

 既報の通り、半導体系PCパーツの品薄や値上がり傾向が顕在化してきたが、特に品薄傾向が激しいのがグラフィックスカードだ。中でもRadeon RX 6000シリーズは、登場から現在に至るまで枯渇に近い状態が続いている。そのような状況の中で、PowerColorからオリジナルクーラーモデルが登場した。

 RX 6900 XT搭載の「AXRX 6900XT 16GBD6-3DHE/OC」と、RX 6800 XT搭載の「AXRX 6800XT 16GBD6-3DHE/OC」、RX 6800搭載の「AXRX 6800 16GBD6-3DHE/OC」で、価格は順に14万8000円弱と11万円前後、9万3000円強となる。いずれも3連ファンを搭載する3スロット占有タイプのクーラーを備える。

 ドスパラ秋葉原本店は「RX 6000シリーズも既存モデルの再入荷が厳しい状況ですし、新モデルの投入はGPU単位やパーツジャンル単位で見ても助かりますね」と話していた。

 次はマウスを見ていこう。

●コスパに優れた光学スイッチ内蔵の68gマウスがROCCATからデビュー

 入力デバイスで注目を集めていたのは、ROCCATの有線光学マウス「Burst Core」だ。ブラックとホワイトがあり、価格は3600円前後となる。

 光学センサーにPixArtの「PM3331」を採用し、1億回のクリックが可能な光学スイッチを内蔵する。肉抜き加工はしていないが、ボディーはハニカム構造を採用しており、本体重量も約68gという軽さを実現している。

 パソコンSHOPアークは「基本性能は上位の『Burst Pro』に引けを取らないものがあります。その上でこのお値段ですから、かなり攻めたマウスだと思います」と高く評価していた。

●Corsairの定番ファン単品&RTX 3090/3080用水枕が店頭に並ぶ

 Corsairからも光らないファンが登場している。2016年から2基セットが出回っている汎用(はんよう)ファン「ML120」と「ML140」のシングルパックで、価格は順に2300円前後と3000円前後となる。

 TSUKUMO eX.は「磁気ベアリングを採用したモデルですね。意外と単品売りがなかったので、それなりに欲しい人がいそうです」と話していた。

 また、水冷シリーズ「Hydro X」に属する水枕として、リファレンスデザインのGeForce RTX 3090/3080搭載カードに対応する「XG7 RGB 30-SERIES REFERENCE GPU Water Block」も売り出されている。価格は2万3000円弱だ。対応径はG1/4で、アドレサブルRGB LEDを内蔵する。

 オリオスペックは「全般的にグラフィックスカードが枯渇している現在もRTX 3090カードはそれなりに在庫が残っていて、リファレンスも街中を探せば見つかる状況。ある意味で狙い目かもしれませんね」という。