秋葉原PCパーツショップにおけるグラフィックスカードの枯渇具合は先週からさらに深刻化している。

●GTX 1660も在庫があれば盛り上がる感じ――カード売り場の現状

 先週までは、品薄ながらも複数店で在庫が確認できたGeForce RTX 3070やGTX 1660 Super/1660搭載カードはほとんど見かけなくなり、店頭に複数モデルが並ぶのはRTX 3090かRTX 1650以下といった状況になった。RadeonもRX 6000シリーズが比較的残っているものの、RX 5000シリーズはGeForceと大差ない状態で、どこのショップも棚がすっかり空いている。

 TSUKUMO eX.は「2万円台後半から7万円台までのグラフィックスカードがごっそり売り切れています。さすがに、こんな状況はこれまでなかったんじゃないかと思います」とぼうぜんとしていた。

 別のショップも「GTX 1660や1660 Superカードがあれば盛り上がるくらいの状況です。本当にモノがありません。旧正月休みが明けても供給が回復する話を聞きませんし、なかなかの絶望です」と肩を落とす。

 このような状況から、中古買い取りの熱も高まっている。

●RTX 3080なら9万円での買い取りも――中古買い取りも強化が進む

 激しい枯渇具合は中古市場にも影響を与えており、グラフィックスカードの中古買い取りを強化する動きは週を追うごとに高まっている。

 ドスパラ秋葉原本店の買取センターは、GeForce GTX 1050以上のカードの買い取り金額を2月末まで15%アップする。ツクモパソコン本店の買取センターは日ごとに買い取り金額表を掲示しており、2月17日版ではRTX 3080搭載カードなら最大9万円、RTX 3070搭載カードなら最大6万2000円となっていた。

 ただし、それでも需要を満たすほどの数量は集まっておらず、常に品薄状態が続いている。

 ドスパラ秋葉原本店は「新品パーツからワンテンポ遅れて需要が来ていますが、RTX 2070/2060などは枯渇していますし、やはり厳しい状況ですね」と話す。ツクモパソコン本店リユース館も「RTX 2070 Super搭載カードが1台入りましたが、これもすぐに売り切れるでしょう。本当に、今までにない事態が続いていますね」とため息をついていた。