DDR5メモリの在庫状況は厳しいままで、金曜日の昼時点で在庫がゼロというショップが複数あった。一部のDDR5-4800キットを在庫するパソコン工房 秋葉原BUYMORE店も「たまたま入荷できただけで、残念ながら、状況が改善した感じはありません」という。他にも「旧正月までは厳しいと覚悟しないといけませんね」との声も聞いた。

●MSIマザーとのセットモデルや64GBキットの在庫も

 その中でもパソコンSHOPアークは複数の選択肢を用意していた。先週のASUS JAPAN製マザーボードとのセット販売用DDR5キットは売り切れていたが、今週はMSI製マザーとのセットで買えるDDR5-4800 32GBキットが登場した。他にも、同店ブランドでDDR5-4800 64GBキットや16GBキットも用意している。

 同店は「16GBキットでは足りないという方でも満足していただける選択肢が用意できました。もちろん潤沢ではありませんが、少しはハイエンド構成で組める可能性を広げられたのではと思います」と自負していた。

 実際のところ、第12世代Core iシリーズでマシンを組む層は、ミドルレンジよりもハイエンド狙いの方が一式そろえやすいところがある。「第12世代はi7とi9の再入荷よりi5の方が少ないのが現状です。DDR4に舵を切ってCore i5で組もうにも、マザーもハイエンド向けが先行しているのでバランスが取りにくい。予算は別にして、在庫ベースで見ると素直に選ぶとハイエンド構成になっていくんですよね」(同店)

 ドスパラ秋葉原本店も「ミドルレンジを狙う人は第11世代Core iシリーズで構成していますね。第12世代はモノがそろわないし、RyzenはCPUが高価ということで。全体で見ると第11世代Core iが盛り上がっています」と、補強するコメントをしていた。

●第12世代Coreにもう1つの品不足の声――リテンションキットが来ない

 DDR5メモリと第12世代Core i5に加え、LGA1700用のリテンションキット不足も叫ばれているという。あるショップは「要望をもらったユーザーにリテンションキットを無料送付する措置をとったメーカー代理店がいくつかありますが、いくつかのところで発送が遅延しているようです。最近はリテンションキットが付属する水冷キットや、別売りのリテンションキットのあるメーカーのモデルをお勧めしています」と話す。

 そうした動きを加味しても、大型空冷クーラーの動きが活発になっているという声もある。

 ドスパラ秋葉原本店は「年末に向けてそこそこのゲーミングマシンが組みたいという人が、第11世代Core iシリーズをベースにして一式組まれたりしています。そこそこのスペックなら大型空冷クーラーとの組み合わせでちょうど良かったりするんですよね」という。

 今目立って売れているのは、Deepcoolの「ASSASSIN III」(税込み9000円弱)とのことだ。