うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。世界中には、結構面白い話題があるものです。この記事で一気にチェックしましょう!

●「Intel Arc A770M」を内蔵したハイエンドNUCが登場

 Intelは9月19日(米国太平洋夏時間)、第12世代Coreプロセッサと「Intel Arc A770M Graphics」を搭載するミニデスクトップPC「Intel NUC 12 Enthusiast Mini PC(開発コード名:Serpent Canyon)」を発表した。Intel Arc Graphicsを内蔵するNUCはこれが初めてで、米国における想定価格は1180〜1350ドル(約16万9100〜19万3500円)となる。

 Intel NUC 12 Enthusiast Mini PCは、約230(幅)×180(奥行き)×60(厚さ)mm、容積2.5Lというコンパクトなボディーに、16GBのグラフィックスメモリを備えるArc A770M Graphicsを内蔵している。

 またデスクトップPCとしては初めて、CPU側の内蔵GPU(Iris Xe Graphics)との連携機能「Intel Deep Link」もサポートしている。

 Arc A770M Graphicsはゲームに最適化された「Intel Arc A Goraphicsシリーズ」のモバイル向けモデルの1つで、AI(人工知能)ベースのアップスケーリング、リアルタイムレイトレーシング(RT)を始めとする「DirectX 12 Ultimate」の機能をフルサポートしている。

 インタフェース類はThunderbolt 4(USB4)×2、USB 3.2 Gen 2 Type-A×6、有線LAN(2.5GBASE-T)ポート、HDMI 2.1出力端子(TMDS対応)、DisplayPort 2.0出力端子×2を備える。ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(※1)とBluetooth 5.2をサポートする。

(※1)9月24日現在、日本における6GHz帯での通信は非対応

●Windows 10にも「バージョン22H2」が登場 10月から順次配信へ

 既報の通り、Microsoftは9月20日(米国太平洋夏時間)から「Windows 11 2022 Update(バージョン22H2)」の配信を開始した。

 同社の公式「Windows Experience Blog」に掲載された、Windows 11 2022 Updateの適用方法を告知するエントリーを良く見ると、Windows 10の「バージョン22H2」も10月から配信されることが告知されている。

 Windows 10 バージョン22H2は現在、Windows 10 Insider Programの「Release Previewチャネル」(配信間近の新バージョンを先行テストできるチャネル)で配信されており、同プログラムの参加者(Insider)はISOイメージファイルのダウンロードも可能となっている。

 同バージョンの詳細は明らかとなっていないが、現行の「バージョン21H2」からの大幅な変更はなく、不具合の解消を中心とするマイナーアップデートになると思われる。

●Windows 10/11の「累積更新プログラム」の9月プレビュー版登場

 Microsoftは9月20日(米国太平洋夏時間)、Windows 10/11向けの2022年9月プレビュー版の配信を開始した。この更新プログラムは、セキュリティアップデートを含まない「Cリリース」と呼ばれるもので、オプション更新として手動で適用できる。

 今回の更新プログラムの主な更新内容は以下の通りとなる。

Windows 10版

・「ニュースと関心事項」の細かい設定に対応

・タスクバーの向きが「水平」以外でも表示可能に

「Microsoft 日本語IME」において、日本語入力がオンとなっている状態でテンキーの「-(ダッシュ/マイナス)を入力すると異なる文字が入力されてしまう問題の解消

Windows 11版

・タスクバーのウイジェットアイコンに通知バッジを追加

・バッジの内容はウィジェットボードを開くと上部にバナーとして表示される

「WebAuthn」のリダイレクトをサポート

・リモートデスクトップにおいてWindows Hello(生体認証)やFIDO2キーを使ったログインを利用可能に

●「Windows 11 2022 Update」の新機能が10月に登場

 これも既報ではあるが、9月20日(米国太平洋夏時間)にリリースされたWindows 11 2022 Updateには、タブ表示に対応する「エクスプローラー(File Explorer)」やタスクバーのオーバーフローメニューなど、一部の新機能がまだ実装されていない。

 その多くは、累積更新プログラムの10月プレビュー版(Cリリース)において実装される予定となっている。このプログラムを適用すると、先述のものを含めて以下の新機能を利用できるようになる。

・タブ表示に対応するエクスプローラーの実装

・「OneDrive」の状態を一目で確認できる情報パネルは実装済み

「フォト(Photos)」アプリのアップデート

・リッチなギャラリーや写真コレクションの実装

・画像の閲覧/検索/管理/利用が簡単に

・画像のOneDriveへのバックアップも簡単に

クリップボードへのコピー時の「Suggested Actions」の実装

・電話番号や日付と思われる文字列をコピーすると、「Microsoft Teams」の起動や「カレンダー(Calender)」へのイベント追加など、コピーした内容に則したアクションを提案

タスクバーのオーバーフロー表示の実装

・タスクバーに収まりきらないアプリを、1つのスペースで表示できるようになる

「近距離共有」の機能強化

・Bluetoothを利用できないデバイスでもファイルなどを共有できるようになる

●新しい「フォト」アプリをWindows 11 Insider向けにテスト中

 先述の累積更新プログラムの10月プレビュー版で実装される新しいフォトアプリについて、MicrosoftはWindows 11 Insider Programの「Devチャネル」(開発者向け)の一部参加者に対してテストを実施している。

 ただし、“一部”であることからも分かる通り、Devチャネルの全参加者に配信されているわけではなく、フィードバックの状況を見ながら順次ロールアウト(配信対象の拡大)をしているようである。

 なお、原稿執筆時の最新バージョンは「2022.31090.16004.0」だ。

 新しいフォトアプリでは、ギャラリーが豪華になり、写真コレクションの閲覧/検索、管理/利用が簡単になる。OneDriveで写真を簡単にバックアップしたり、スマートフォンやカメラなど外部ソースからの写真のインポートと管理も簡単になるという。

 Insider向けに配信されている新アプリにおいて、試せる要素は以下の通りだ。

・生産的かつ美しく再設計されたUIで写真を整理する体験

・写真をOneDriveに簡単にバックアップする機能

・「思い出」体験の向上で、人生の充実を祝う機能

・マルチウィンドウ/マルチスクリーン環境での生産性向上

・OneDriveのストレージ使用量の確認/追加機能

・外部ソースから写真の取り込み/管理機能

 なお、新しいフォトアプリではビデオ編集機能が削除される。代替アプリとして、Microsoftは「Clipchamp(クリップチャンプ)」を提供する他、ビデオ編集機能を備える従来のフォトアプリをMicrosoft Storeを通して入手/利用できるようにする予定だ。