先週のマザーボード売り場で目立っていたのはASRockだ。Intel系では大理石風のカバーデザインを採用したE-ATXサイズの「Z790 Taichi Carrara」を10万5000円前後(税込み、以下同様)で投入している。10月末に登場した「Z790 Taichi」のバリエーションモデルとなる。

・ASRockが「Intel Z790チップセット」搭載マザーボードのラインアップを発表

●大理石風デザインの「Z790 Taichi Carrara」が10.5万円でデビュー

 Intel Z790チップセット搭載マザーボードでは、Mini-ITXサイズの「Z790 PG-ITX/TB4」も6万7000円前後で店頭に並んだ他、Ryzern 7000シリーズ向けのTaichマザー「B650E Taichi」も同じタイミングで売り出されている。こちらはATXサイズで価格は9万円前後だ。

 いずれも反応は上々だという。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「ハイエンドクラスまで順調に供給されているのは、ASRockくらいというのもありますよね。ライバルがちょっと苦戦していることもあって健闘が目立っています。何よりものも良いですしね」と話していた。

●ROG待ちの空気も ASUSからRyzen 7000向けPRIMEシリーズ登場

 Intel Z790マザーを中心にハイエンド系マザーの供給が順風満帆ではないことは第13世代Coreシリーズの投入時から指摘されていた。中でもASUS JAPANのROGシリーズを待ち望む声がショップに多く届いているという。

 あるショップは「最上位の『ROG MAXIMUS Z790 EXTREME』や、チップの配置が攻めた構成のMini-ITXマザー『ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI』などは10月末から11月初旬に登場する予定でしたが、まだ入荷の目処が立っていません。各社のシリーズの中でもROG人気は抜きん出たものがありますし、今回は意欲作も多いだけに待っているユーザーは結構多いと思います。早く売り場で目にしたいのは私も同じです」と語る。

 ハイエンド系以外の新マザーはコンスタントに登場している。先週もRyzen 7000シリーズ用のATXモデル「PRIME X670E-PRO WIFI-CSM」と「PRIME X670-P-CSM」が売り出されている。末尾に「CSM(Corporate Stable Model)」が付く企業向け設計の製品で、価格は6万5000円前後と5万円前後となる。

 続いては新型のPCケースだ。

●NZXTのミドルタワーケース「H5」がデビュー

 PCケースで目立っていたのは、NZXTのミドルタワー「H5」シリーズだ。エアフローを重視した「H5 Flow」と、フロントに強化ガラスパネルを採用した「H5 Elite」があり、価格は2万2500円前後と1万4000円強となる。それぞれブラックとホワイトモデルをそろえる。

 2022年7月に登場した「H7」シリーズを一回り小さくしたデザインで、ボディーサイズは約227(幅)×446(奥行き)×464(高さ)mmとなる。底面前方にグラフィックスカードに風を送るために斜め固定のファンを設置するなど、共通の特徴も見られる。

 発売前から展示機を並べていたドスパラ秋葉原本店は「内部はかなり工夫を凝らしていますが、見た目はスッキリとしていて流行に沿っていますよね。人気シリーズですし、これくらいのサイズがちょうどいいという人も多いのでヒットを期待しています」と話していた。

●ロングヒットキーボード「Apex Pro TKL」の新バージョンが登場

 入力デバイスでは、SteelSeriesのゲーミングキーボード「Apex Pro TKL 2023」が話題となっている。日本語配列と英語配列があり、価格はともに3万6000円強となる。

 2019年12月に登場した「Apex Pro TKL」は、キーごとにアクチュエーションポイント(入力位置)を調整できる「OmniPointメカニカルスイッチ」を採用したことで評判となったが、2023年版はアクチュエーションポイントの調整を精密化し、0.1mm単位で設定できる「OmniPoint 2.0」を採用しているのが特徴となる。2022年8月に登場した60%キーボード「Apex Pro Mini」と同様のものだ。

 パソコンSHOPアークは「パッケージだけ見ると2023年版とは分かりにくいですが、ロングヒットモデルの最新作であり、はっきりとした進化もあるので注目している人は多いんじゃないかと思います」と話していた。