台風5号が接近した8日夜、県内では釜石市と大槌町に県土砂災害警戒情報が発表され、住民らは避難所で不安な夜を過ごした。  釜石市は午後5時、市内全域の1万6817世帯、3万4855人に避難準備・高齢者等避難開始を発表。同6時10分に避難勧告に切り替えた。同8時現在、2カ所の福祉避難所を含む市内13カ所に142人が避難。市は9日の市戦没者追悼式の中止を決めた。  同市大渡町の高台にある釜石小体育館は同5時半ごろから市民が避難。同市の及川弘子さん(79)は「家の脇の山が崩れる恐れがあり避難した。夜に雨が強くならなければいいけれど」と不安を募らせた。  大槌町は同6時、同町大槌の大槌学園など5カ所に避難所を開設。同8時時点で2カ所の避難所に計88人が避難した。避難準備・高齢者等避難開始の発表を受け、高齢者施設の入居者30人も同学園に避難した。