【大阪支社】昨夏王者の連覇止めた―。兵庫県西宮市の甲子園球場で9日行われた第99回全国高校野球選手権大会の1回戦。盛岡大付が作新学院(栃木)を4―1で破った瞬間、三塁側アルプススタンドに陣取った500人を超す応援団は大興奮。両手の拳を高く突き上げ、みんなで喜びを爆発させた。  同スタンドは早朝から応援団の熱気に包まれた。約20時間かけてバスで盛岡市から駆け付けた生徒や保護者、野球部員らは午前8時の試合開始と同時に大きな声を張り上げ、選手たちを鼓舞した。  1―1の同点で迎えた五回裏。1点を勝ち越しスタンドは沸き立った。2死一、二塁で比嘉賢伸主将(3年)が中越え2点二塁打を放つと盛り上がりは最高潮に。祈るような表情で観戦していた父の会社員武博さん(47)=大阪市=は「よく打ってくれた」と何度も涙をぬぐった。  この日の試合で「ヒットをつないで点を取る」チームの持ち味を存分に発揮した選手たち。同校の応援団副団長の平光さん(2年)は「一丸となって選手に声を届けられたと思う。チームは昨年よりも攻守共に力が増している。盛岡大付らしい堂々としたプレーで勝ち進み、優勝してほしい」とエールを送った。