海は学びの宝庫―。第2回海洋教育こどもサミット(洋野町教委など主催)は9日、同町種市の町民文化会館で開かれた。東北の児童生徒、教員ら約350人が参加し、ポスター発表や海をテーマとした哲学の対話を体験。壮大な海、それをつなぐ山、川に深く思考を巡らせ、海とともに生きる社会に思いをはせた(10日紙面で特集)。  ポスター発表には洋野町内の小中学校と高校計10校、宮城、山形両県から計13校が参加。ブースに分かれて各校が10分程度、地域の特色や海と関わりのある活動を紹介した。  児童生徒は写真や動画、小道具などを使い、工夫を凝らして聴衆の関心を引きつけた。緊張した面持ちながら大勢の前で堂々と声を出し、質問にも丁寧に対応。注目を浴びた発表を終えると、笑顔で達成感を味わっていた。  人と海のつながりを考える「海の哲学対話」も企画。高校生を進行役に十数人のグループを作り、問いを出し合った。「今の海の気持ちは」「海がなくなるとどうなる」などとテーマを挙げ、思い思いに意見を述べた。次々と湧く疑問に議論は熱を帯び、学びの意欲を高めていた。 【写真㊧=絶滅危惧種カワシンジュガイの移植などの環境保全活動を発表する大野小の児童】 【写真㊨=各校の発表に感心して聞き入る子どもたち。海洋の奥深さと新たな発見に目を輝かせた】