「震災や台風10号豪雨で被災した久慈の復興の力になりたい」―。久慈市大川目町の大畑美咲さん(20)は今春から、市内の工務店で奮闘している。将来的には建築士の資格を取り、自らが設計、建築を手掛ける住宅を造ることが目標。地元愛と夢の体現を目指し、男性中心の建築現場で仕事に励む日々だ。  同市長内町の上神田住建(上神田正巳社長、9人)に勤務。仕事の傍ら週1回、同市川崎町の久慈高等職業訓練校に通い、木造建築科で加工技術などを習得する。同校によると、同科への女性入学者は18年ぶり。  小学校時代からものづくりが好きで、大工に憧れていた大畑さん。大野高を卒業後、二戸市の県立二戸高等技術専門校建築科へ進学した。2年間在学する中で「ものが完成した達成感がうれしい」と仕事のやりがいを見いだした。  貴重な戦力として大畑さんを歓迎した上神田社長(76)は「女性も大工として活躍できる時代だ。職場で助け合いながら、お客さま本位の仕事を実現してほしい」と期待を寄せる。