【南東北総体取材班】「チーム不来方」全員が、自分のことのように願った勝利だった。10日の全国高校総体(インターハイ)カヌーの女子スプリント・カヤックペア(200メートル)で優勝した不来方高の菊池夏生、北舘知沙両選手(ともに3年)は表彰式後、仲間と喜びを分かち合った。昨年まで女子学校対抗2連覇、岩手国体でも入賞を果たした偉大な先輩たちの背中を追い、勝てなくてもくじけず、励まし合ってきたチームワークが、一つの金メダルに結実した。  手をつないでその瞬間を待った。「第1位、不来方高校」の放送とともに、駆け付けたチームメートと「イエーイ」と叫んだ。  2年生2人と一緒に戦ったフォアも、200メートル、500メートルともに準優勝。菊池選手は「学年を超えてみんなで高め合いながら、憧れ続けた先輩の姿に近づけた」と安堵(あんど)した。