岩手労働局は10日、過労死ラインとされる月80時間を超える時間外・休日労働が行われている疑いのある県内の289事業場への2016年度の監督指導結果を公表した。労働基準関係法令違反は177場(61・2%)、うち違法な時間外労働は115場(39・8%)で確認。最も時間外労働の長い労働者が月80時間超働いていたのは82場だった。企業の人手不足を背景に労働時間が長時間化する傾向がみられ、同局は警戒を強めている。  監督指導は県内の7労働基準監督署の労働基準監督官(28人)が担当。15年度は100時間超の時間外労働の疑いのある事業場を対象にしたため、16年度の対象事業場数は15年度より137場増えた。  時間外労働の時間数は月100時間超が61場、150時間超が13場。200時間超は2場で、内訳は262時間(製造業)と232時間(建設業)の事業場があった。 (2017/08/11)