試合のように緊迫感のある、しかけと応じで演技2位。一戸の根反亜日花(2年)・山火ゆか(3年)組が快進撃した。  予選リーグから準々決勝までの5試合中4試合で5−0の圧勝。「びっくりするくらい緊張しなかった」という後輩根反の思い切りの良さに「予選は足が震えていた」と明かした先輩山火も調子を上げた。  根反は頭の上で、なぎなたを持つ手が離れてしまいがちだった振り返し面の苦手意識を克服。山火は根反のしかけに『倍返し』の気合を込めて応じ、骨盤の上を鋭く狙う間合いの良い突きを見せた。  昨年、準決勝で敗れた奈良育英ペアとの決勝は「面を止められず、2段階打ちになってしまった」と山火。退場のタイミングもわずかにずれ、5本の旗全てが相手側に挙がる完敗だったが、山火は先輩と組んでいた昨年までの2年連続3位を上回る成績を残した。  一戸中なぎなた部時代からの先輩、後輩だが、ペアを組んだのは今年から。「東北優勝は先輩のリードのおかげ。全国で結果を出すことで自分の力も認められる」と根反は岩手国体優勝を経験した山火の指摘を真剣に聞き入れ、互いを信じて打ち合い続けてきた。  細川都也子監督は「(6月の)東北優勝後は根反が自信をつかみ、2人の力が対等になってきた」と目を細めた。根反に「部を引っ張る存在になってほしい」と願う山火。かなわなかったインターハイ優勝は相方の後輩に託された。  (八重畑)