岩泉町の伊達勝身町長(74)は8日、任期満了(2019年12月25日)を前に9日付で辞職することを決め、加藤久民町議会議長に申し出た。町議会(定数14)は同日の12月定例会本会議で全会一致で同意した。事実上、本紙女性記者にわいせつな行為をした責任を取っての辞職。  伊達町長は本会議で「心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断を受け、職務に困難を来す中で、迷惑行為を起こしてしまった。これ以上勤務の継続は不可能」と理由を説明した。  伊達町長は10月中旬の早朝、記者が宿泊していた部屋に入り込み、抱きついた行為は認めた上で「台風10号の後から幻覚・幻聴があった。助けてくれという声が聞こえたので『大丈夫か』と部屋に行ってハグした」と釈明。一方、キスをしたことについては「私自身はなかったと記憶している」と明言を避けている。  一連の事態を受け、岩手日報社に対し「不適切な行為だった。しかるべき時期に出処進退を明らかにしたい」と辞職を示唆していた。  伊達町長の辞職に伴い、町選管に通知された翌日から50日以内に町長選が行われる。  伊達町長は1999年に新人同士の一騎打ちを制して初当選し、現在5期目。10月25日からPTSDを理由に盛岡市内の病院に入院し、12月5日から公務に復帰していた。