「物質、生命科学」分野に4名の日本人女性が受賞

日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジェローム・ブリュア)は、2017年度 第12回『ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞』の「受賞者発表」及び「授賞式」を2017年7月5日(水)にTEPIA先端技術館にて実施しました。

本年度の受賞者

【ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞】

《物質科学》

◆秋山 みどり (あきやま・みどり) 28歳

[2017年4月〜] 東京大学大学院 工学系研究科 化学生命工学専攻 フッ素および有機化学融合材料・生命科学講座特任助教

<研究内容>

らせん型金属二核錯体の合成と発光特性

◆小川 由希子 (おがわ・ゆきこ) 27歳

[2017年4月〜] 物質・材料研究機構 構造材料研究拠点 日本学術振興会特別研究員-SPD

<研究内容>

構造変化を利用した新しい高機能マグネシウム合金の開発

《生命科学》

◆別所 奏子 (べっしょ・かなこ) 28歳

[2017年4月〜] 名古屋大学 生物機能開発利用研究センター 博士研究員

<研究内容>

栽培イネが芒(のぎ)を失った理由の解明と、育種における芒の有効活用

◆渡邉 美佳 (わたなべ・みか) 34歳

北海道大学大学院医学院 皮膚科学教室 皮膚科医

<研究内容>

17型コラーゲンが皮膚維持に果たす役割の解明

■ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞とは

日本の若手女性科学者が国内の教育・研究機関で研究活動を継続できるよう奨励することを目的として2005 年 11 月に日本ロレアルが日本ユネスコ国内委員会との協力のもと創設しました。

対象者は、物質科学または生命科学の博士後期課程に在籍、または同課程に進学予定の女性科学者です。☆原則、各分野からそれぞれ 2 名 (計4名) を決定して賞状と奨学金 100 万円が贈られます。☆昨年までに43名の若手女性科学者が受賞。また受賞以降は国内外で研究をはじめ「結婚・出産、次世代の育成」など多様なキャリアを切り拓いています。

【ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本特別賞】

◆近藤 那央 (こんどう・なお) 21歳

ロボットいきもの工房TRYBOTS代表

<研究内容>

「人間の社会に溶け込む未来型ロボット」を創出する次世代ロボットクリエイターとしての幅広い活動を評価

★近藤那央氏は「人間の社会に溶け込む未来型ロボット」を創ることを目指し、ロボットのなかでも難易度の高い水中ロボットに挑戦。また高校時からペンギン型水中ロボット「もるペン!」の開発に取り組んでいます。

【審査員の評価】

動き、見た目を本物のペンギンに再現するために「はばたき推進」という珍しい手法を採用している他にも、機械工学、電気工学、情報工学など幅広い専門知識を取り入れています。エンターテインメントだけではなく水中探査への応用も期待されているほか、子ども向けのイベントや国内外の講演活動を通じてロボットの楽しさや魅力を訴求するなど、新世代の感性をもったロボットクリエイターとして将来性やユニークな活動を高く評価しました。

■ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本特別賞とは

2010年に創設、科学をはじめ教育の分野への夢と希望を多くの人々に与えるとともに、社会的発信力があり若い女性のロールモデルとなる個人または団体を表彰しています。

日本初のビューティーハッカソンを8月に開催

日本ロレアル(主催)はDMM.make AKIBA(運営;施設を提供)、アールエスコンポーネンツ(パートナー企業)、講談社Rikejo(協力企業)の支援のもと、化粧品を通じて得る経験、感覚、効能効果をIoTを活用して楽しく評価・共有する手法を提案することをテーマに日本初のビューティーハッカソンを8月に開催します。

☆本年度の「ロレアル‐ユネスコ女性科学者 日本特別賞」を受賞し、DMM.make AKIBAを拠点にペンギン型水中ロボットの開発を行うTRYBOTS代表「近藤那央」氏も審査員として参加します。

【今後の展開】

日本ロレアルは化粧品に関するトレンドや消費者の嗜好に関するデータなどを提供。またデジタル分野のアイディアを広く募集して今後の製品開発に活用するとともに次世代の理系女子や若手エンジニアを育成していきます。

参考サイト

ロレアル-ユネスコ女性科学賞