米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大学で、学位授与式の祝辞を述べるフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(2017年5月25日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Paul Marotta〔AFPBB News〕

 米フェイスブックが先ごろ発表した2017年4〜6月期の決算は、売上高が前年同期比45%増の93億2100万ドルとなり、四半期として過去最高を更新した。また純利益(最終利益)は同71%増の38億9400万ドルで、こちらも過去最高の利益だ。

 フェイスブックの売上高は、創業以来一貫して伸び続けている。純損益は、2012年の上場後、いきなり2四半期連続で、1億5700万ドルと5900万ドルの赤字を出した(ドイツStatisticのインフォグラフィックス)。しかしその後は、おおむね右肩上がりで推移しており、同社は今や絶好調。この決算を受け、同社株は翌日に大幅上昇し、上場来高値を更新した。

モバイルが懸念された時代は過去のもの

 同社が上場した2012年は、スマートフォンなどのモバイル機器の利用者が急速に増えている時期だった。このため、パソコンのウェブページに比べ、画面の表示の小さなモバイルで、どのように広告収入の伸びを維持できるのか、と投資家が懸念した。

 そうした中、「フェイスブックは、パソコンのウェブページよりも、モバイル経由のアクセスが増加しているという事実を認識しながら、上場前にそれを一部の優先的な投資家にだけ開示していた」として、この問題は、訴訟にまで発展した。

 懸念の払拭を狙い、同社のマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は当時、モバイルの成長性を強調。「モバイル機器の利用者は、パソコン利用者よりもソーシャルメディアの利用頻度が高く、モバイル事業は大いに拡大する。そのための投資も積極的に行う」など、投資家の説得に努めていた。