インド・アグラにある世界遺産タージマハルを訪れた人々(2018年1月3日撮影)。(c)AFP PHOTO / DOMINIQUE FAGET〔AFPBB News〕

 インドは、スマートフォンの出荷台数規模で、世界2位の市場になったとも言われているが、米国の市場調査会社IDCが、このほどまとめた同国出荷台数統計によると、昨年(2017年)1年間、同国向けに出荷されたスマートフォンの台数は、1億2400万台となり、前年に比べ14%増加した。

トップ市場20カ国で成長が最も速い国

 IDCが先ごろ公表した、昨年の中国スマートフォン出荷台数は、4億4430万台だった。つまり、インドの出荷台数は、中国の3割弱といった規模。

 しかし、中国が前年比4.9%減、米国がほぼ横ばいで推移したことを考えると、インドのスマートフォン市場は成長が著しい。同国は世界のトップ市場20カ国の中で、最も成長が速い市場だとIDCは指摘している。

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 インドでは2016年末に、高額紙幣の廃止に伴う消費の落ち込みがあり、スマートフォンの販売が振るわなかった。例えばIDCによると、2016年1年間の出荷台数は1億910万台で、前年比5.2%増と、比較的小幅な伸びだった。

 しかし、昨年は中国メーカーが引き続き勢力を伸ばしたことなどから、再び2桁成長を達成した。同国スマートフォン市場は今後数年間、2桁成長が続くだろうとIDCは予測している。

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インドで中国メーカーのシェアが5割超に

 やはり興味深いのは、中国メーカーの出荷台数が大半を占めている点だ。IDCによると、中国メーカーの昨年1年間におけるインド市場でのシェアの合計は53%となり、前年の34%から大きく拡大した。