全米レコード協会(RIAA)がまとめた、同国のレコード(録音)音楽販売統計(PDF書類)によると、今年(2019年)の上半期における売上高は、小売りベースで前年同期比18%増の約54億ドル(約5800億円)だった。

 昨今は「ストリーミングサービス」がこの市場を牽引している。その売上高は前年同期比26%増の43億ドル(約4600億円)で、米レコード産業全体の80%を占めた。この比率は昨年の統計で75%だった(ドイツ・スタティスタのインフォグラフィックス)。

 (参考・関連記事)「米音楽産業に異変、ついにストリーミングが75%を占める」

有料サブスク、米レコード産業全体の6割超に

 ストリーミングサービスの中で最も好調だったのは、「Spotify」や「Apple Music」などの有料サブスクリプション(定額制)サービス。

 その売上高は同31%増の33億ドル(約3500億円)で、米レコード産業全体の62%、ストリーミングサービスの77%を占めた(後述の【1】と【2】)。

 6月末時点の有料会員数は同30%増の6110万人となり、初めて6000万人の大台を突破した。新規加入者数は過去1年、毎月100万人以上のペースで増えたという(後述の【1】)。

 ストリーミングサービスは、主に次の4つがある。