米フェイスブック(FB)は3月30日、新型コロナウイルスの感染拡大により経済的損失を受けたメディア企業を支援するため、1億ドル(約108億円)を拠出すると明らかにした。

地場企業の広告に依存する地方紙

 新型コロナの感染拡大でロックダウン(都市封鎖)措置が取られていることに伴い、飲食店や小売店が広告予算を削っている。こうした中、地場企業の広告に大きく依存している地方紙などのメディアが窮地に陥っているという。

 フェイスブックは2500万ドル(約27億1000万円)を緊急支援金として米国の地方メディアに拠出し、7500万ドル(約81億3000万円)を広告掲出料として世界のメディア企業に支出するという。

 新型コロナの世界的大流行で読者数が急増し、記事に対する需要が高まっているものの、広告収入の減少に直面している地方メディアは大きな経済的打撃を受けているとしている。

 同社はかねてから、地方メディアを支援する取り組みを明らかにしていた、今年3月17日には、新型コロナウイルスについて報道する米国とカナダのメディアに計100万ドルを拠出すると表明した。

 今回の発表によると、サウスカロライナ州の地方紙はこの資金で、新型コロナの有料記事を無償化したり、出張費を賄ったり、テレワーク機器を拡充したりしたという。また、テキサス州のオンラインニュースメディアは、フリーランスのライターや翻訳者を雇い、対象読者層を広げたという。