ロイターは12月21日、米アップルが自動運転技術の開発を進めており、2024年までの乗用車生産開始を目指していると、報じた。

次世代のEVバッテリー開発中

 アップルが開発戦略の中心と位置付けているのは次世代の電気自動車(EV)用バッテリー(2次電池)技術。価格を大幅に抑え、1回の充電で走れる航続距離を延ばせる技術だという。

 自動運転車を開発している企業には米グーグル系の米ウェイモがあるが、同社は「ロボットタクシー」とも呼ばれる配車サービス用車両を手がけている。これに対しアップルは、一般消費者向け「アップルブランド」の乗用車を開発中だと事情に詳しい関係者は話している。

曲折を経た自動運転開発プロジェクト

 アップルは2014年に「タイタン・プロジェクト」と呼ばれる自動運転開発の取り組みを始めた。このプロジェクトは一時、膨大な数の人員と費用を投じて技術開発に取り組んでいたものの、その後曲折があったと言われている。2018年には計画を縮小し、自動運転のソフトウエア開発に注力する方針を打ち出したと報じられた。

 だが、ロイターの今回の報道によると、アップルの元ハードウェアエンジニアで、米EVメーカーのテスラに移籍していたダグ・フィールド氏が2018年にアップルに復帰し、タイタン・プロジェクトの責任者になった。

 それ以降、プロジェクトは「十分に進展」し、消費者向けEVの製造を目指すまでになったという。