※本コンテンツは、2021年6月25日に開催されたJBpress主催「第6回 ワークスタイル改革フォーラム」の特別講演Ⅰ「GEヘルスケア・ジャパン −変革期におけるリーダーシップと人材育成」の内容を採録したものです。

140年間、社会実装の精神で変革を遂げてきた

 「変革期におけるリーダーシップと人材育成の在り方」をテーマに、GEヘルスケア・ジャパンの取り組みをご紹介します。

 初めに、GEがどのように経営を続けてきたのか、創業当初から持っている考えと、GEの人材育成戦略の相関性についてお伝えします。

 GEは、トーマス・エジソン氏を創業者の一人として、約140年前に始まりました。「エジソンは白熱電球の発明家」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実は発明したのはジョゼフ・スワンという別の研究者です。

 ただ、その当時の電球は連続40時間しか明かりをともせませんでした。エジソンは、それを2400時間ともせるものに改良し、実際に世の中で役立つ形にしたのです。

 この「世界が今、本当に必要としているものを創る」「社会実装して世の中の発展につなげる」という精神は、GEヘルスケアの企業理念「We rise to the challenge of building a word that works.(私たちは立ち上がる。よりより世界を創るための挑戦に。)」にも引き継がれており、ソリューションや事業の非常に大事な基盤となっています。

 2020年は、ガスタービンを使った発電事業、航空機エンジン事業、年間110万人の命に貢献しているヘルスケア事業などを中核とし、年間で8.4兆円の売り上げ規模となりました。この成果の背景、そして140年もの間、社会実装の精神で変革を遂げてきた歴史の背景には、社員の誰もが「リーダーシップ」を持って挑戦するという、GEの人材育成戦略があります。