米国で利用されているスマートフォンに占める米アップルの「iPhone」の比率が50%を超えたという。香港のカウンターポイント・リサーチが分析したデータを基に英フィナンシャル・タイムズが9月2日に報じた。

「着実にAndroidからiOSに流れている」

 iPhoneの初代機が市場投入された2007年以降、初めて50%を突破した。米グーグルの基本ソフト(OS)「Android(アンドロイド)」を搭載した他社端末は約150種類が流通するが、それらシェアの合計値を上回った。

 カウンターポイントのディレクター、ジェフ・フィールドハック氏は、「利用者にとってOSの選択は、信念や習慣のようなもので、シェアは突如大きく変化することはない。しかし過去4年間で、利用者は着実にAndroidからアップルのiOSへと流れた。これは大きな節目であり、他の国でも同じことが起きる可能性がある」と述べている。

 また、英国の市場調査会社CCSインサイトのアナリスト、ベン・ウッド氏は、「iPhoneのシェアが急に10%や15%伸びるという大きな変化ではないものの、アップルは毎年、静かにゆっくりとシェアを伸ばしている」と指摘する。

全体的なユーザー規模を捉えたデータ

 カウンターポイントによると、19年に35%程度だった米国でのiPhone利用シェアは、3年余りで15ポイント上昇し、22年4〜6月に50%超に達した。