SNS(交流サイト)「Facebook」を運営する米メタが大規模な人員削減を計画していると、米ウォール・ストリート・ジャーナルが11月6日に報じた。米国のテクノロジー業界は新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)時に急速な成長を遂げたが、ここ最近は人員を削減する動きが広がっている。そうした中でも最大規模のレイオフ(一時解雇)になる可能性があるという。

メタCEO「優先度の高い成長分野に投資集中」

 事情に詳しい関係者によれば、対象者は数千人に及ぶ見通し。早ければ米国時間11月9日にも発表されるという。メタは従業員に今週以降の不要不急の出張を取りやめるよう指示した。メタの18年の歴史で初めての大規模な人員削減になるとウォール・ストリート・ジャーナルは報じている。

 メタの広報担当者はコメントを控えたものの、「少数の優先度の高い成長分野に投資を集中させる」としたマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)の最近の発言に言及した。

 ザッカーバーグCEOは22年7〜9月期決算発表の電話会見で「一部のチームは有意義に成長するが、その他のほとんどは来年にかけて変わらないか、縮小する」とし、「全体として2023年末の組織規模は、現在とほぼ同じか、若干縮小する見通し」と述べていた。