三谷幸喜脚本、小栗旬主演の2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。主人公は北条義時という、一般的にはあまり知られていない人物、大河ドラマでは珍しい時代を取り上げることから、放送前から話題になっています。この連載では、時代背景や登場人物をわかりやすく解説しながら、人気スポットである鎌倉のゆかりの地を紹介します。

文=鷹橋 忍

三谷幸喜脚本の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』

 2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、脚本を3回目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜が、主演は人気俳優の小栗旬が務め、放送開始前から注目を集めている。

 タイトルにある「13人」とは、二代将軍源頼家が父の頼朝の跡を継いで間もないころに作られた制度である「十三人の合議制」のメンバーを指す。ドラマの主人公・北条義時は、この13人の最年少メンバーであった。

主人公・北条義時とは?

 小栗旬演じる主人公・北条義時(1163〜1224)は、伊豆国の豪族(在庁官人説もあり)の北条時政の二男で、源頼朝の妻・北条政子の同母弟である。つまり、頼朝は義時の義兄にあたる。

 もともと義時は、時政の嫡男ですらなかった。政子が頼朝の妻にならなければ、伊豆の一武士で終わっていたかもしれない。

 平氏追討の令旨を受け取った頼朝が反旗を翻すと、義時も父や兄と共に頼朝の挙兵を支え、治承・寿永の乱(源平合戦)を戦っていく。

 鎌倉幕府の誕生、頼朝の死後の、かつての戦友である御家人たちの血で血を洗う抗争、将軍暗殺、そして、後鳥羽上皇との対決「承久の乱」などと、数々のパワーゲームや合戦を、義時はいかに乗り越えていくのか。興味はつきない。