米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)は、導入を計画している広告付き低料金サービスについて、2023年後半までに4000万人の加入者を見込んでいる。米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

22年末440万人、23年後半4000万人

 ネットフリックスの幹部らは最近、広告配信パートナーである米マイクロソフトの幹部らとともに、広告主と会合を開いた。その席で、広告付きサービスの当初見通しを明らかにした。

 それによると、ネットフリックスは同サービスについて、22年末までに全世界で440万人の新規加入者を見込む。うち米国加入者数は110万人。23年7〜9月期には世界で4000万人まで増え、そのうち米国加入者数は1330万人になると予想している。

 ネットフリックスは22年7月、広告を付けて料金を抑えるプランを23年初頭に導入すると発表。これに伴い、マイクロソフトと提携した。マイクロソフトは、ネットフリックスに広告配信の技術を提供するほか、広告販売でも協力する。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、この広告付きプランは米国のほか、ブラジルやメキシコ、日本、英国、フランス、ドイツ、韓国、スペイン、イタリア、オーストラリア、カナダなどで導入する予定。ネットフリックスは一部の広告主に対し、22年11月1日に新プランを開始すると告げたという。

動画配信市場の競争激化

 動画配信サービスは、視聴時間がかつてないほど増える一方、サービス間の競争が激化している。ネットフリックスは22年1〜3月期の業績発表で、3カ月ごとに開示している会員数が20万人減少し、過去10年で初めてマイナスに転じたと明らかにした。続く22年4〜6月期は3月末と比べて97万人減り、6月末時点の会員数は2億2067万人になった。