大型連休もあっという間に過ぎ去ったとある日、昼食を調達しに近くのコンビニに向かいました。

「いらっしゃいませ!」

 挨拶が元気な店員のネームプレートには、小さな初心者マークが付いています。大学での新生活が落ち着きを見せ、働き始めたところでしょうか。清々しさを感じながら、レジで財布の準備をしていると、

「ポイントカードは!」

 ん?と思い、店員の顔を見ると、次第に顔が赤くなっていきます。

 どうやら、「ポイントカードはお持ちですか?」と言うべきところを、「ポイントカードは」で止まってしまい、そのまま地蔵のように固まってしまった様子。すかさず隣で別の作業をしていたベテラン店員がフォローに入り、無事会計を済ませました。

 思いがけなく訪れたちょっとした間が面白く、私とそのベテラン店員は、笑いをかみ殺していたのですが、本人にとっては修羅場だったことでしょう。

大野正人 『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』

 授業中は決して挙手しないという我が家の娘たち。聞けば、答えを間違った時に恥ずかしいから、だと言います。

 確かに私も、会議や会合で、積極的に発言しないので何も言えませんが、やはり失敗を恐れずにいろいろな物事にチャレンジしてもらいたいもの。どうすればうまくこの気持ちが伝わるか、考えた末に買ってみたのが本書でした。