新型コロナウイルス感染症より、よほど多くの方が亡くなっている「熱中症」とパンデミックの「複合災害」をどう乗り切るかという話題です。

 8月13日から20日にかけて東京都内では17人が熱中症で亡くなっていたとの報道がありました(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200821/k10012576881000.html)。

 8月に入ってからの総計では何と東京都だけで148人の熱中症死亡者数になっているという。

 これがどれくらいとんでもない数字かというと、平成30(2018)年1年間の東京都の熱中症死亡者合計数が224人、平成29年は年間合計で59人という数字と見比べても突出していることから分かると思います。

 日本全国の数字で見てみると平成30年の全国総計熱中症死亡者数が1581人。平成29年は635人ですから、やはり突出しており、今年の統計が確定した暁には過去最高の死者数となるのはまず間違いありません。

 年によって夏が暑かったり、さほどの猛暑でなかったり、まちまちですから、熱中症による死亡者数の推移にも増減があります。

 しかし、平成12(2000)年には全国まる1年間の合計が207人程度であったものが、5年後の平成17年は328人、10年後の平成22年は1731人、平成27年は970人・・・と、大きなトレンドとしては確実に、日本の熱中症死亡者数は増えている。

 つまり「地球温暖化」は間違いなく進んでいる。まずその事実を確認すべきです。

 ここで比較せねばならないのが、同じ時期の新型コロナウイルス肺炎による死亡者数です。

 7月中の新型コロナウイルスによると考えられる日本全国の死亡者総数は39人。月当たりの死者数は4月の422人が最大で、それよりは大幅に減少しており、本稿執筆時点までの累計死者総数は1144人。