熱中症の死者数とコロナの死者数は桁の勘定で言えば同程度、数え方にもよると思いますが、夏場はコロナ以上の犠牲者が熱中症で出ており、年間累計でもコロナを凌駕する可能性がある。

 これを「コロナ被害は熱中症にも及ばない」などと過少評価で見るべきではありません。

 むしろ、過去に例を見ない猛暑による熱中症と、やはり前代未聞の新型コロナウイルス、2つの災厄がダブルパンチで襲っている、複合被災状態と捉え適切に対処することが必要です。

 どうすればよいか?

「死なないための3つの工夫」として「冷房」「水分」そして「窓開け」併用の重要性を指摘したいと思います。

意外な盲点、室内の「高温熱源」

 東京都で今月17日までに亡くなった103人の統計について、84人が「冷房なし」の部屋、あるいは「冷房があっても使っていなかった」状況で亡くなっていることが報告(https://www.tokyo-np.co.jp/article/49856)されています。

 具体例を見てみましょう。

 東京都世田谷区に住む80代の男性は、夜のうちに2階の自室でぐったりしているのを朝になって家族が発見し、(報道には記されていませんが、救急搬送などされたのだと思われますが)死亡が確認されました。

 この男性の部屋にはエアコンがあったけれど、使用されておらず、また窓は締め切られていたそうです。

 ここで考えてみていただきたいのです。