IABは上位10社の内訳を公表していない。だが、米調査会社のeマーケターによると、米ネット広告市場における上位3社は米グーグル(シェア28.9%)、米フェイスブック(同25.2%)、米アマゾン・ドット・コム(同10.3%)の順。シェアはこの3社で6割超を占めている。

 とりわけアマゾンのネット広告事業は20年に急成長。同年の売上高は前年比52.5%増の157億3000万ドル(約1兆7300億円)だった。

SNSはユーチューブが急伸

 一方、米国の世論調査機関ピュー・リサーチセンターが4月7日に公表したレポートによると、米国で最も利用者数が多いSNS(交流サイト)はグーグル傘下のユーチューブだという。ユーチューブを利用していると答えた人は81%で、2年前の73%から大きく伸びた。在宅の広がりで動画共有などSNSの利用者が増えたようだ。

 フェイスブックは69%と、ユーチューブに次ぐ高い水準だが、過去数年横ばいで推移している。

 3位以降は、フェイスブック傘下の「インスタグラム(40%)」、「ピンタレスト(31%)」、米マイクロソフト傘下「リンクトイン(28%)」の順。

 この後に「スナップチャット(25%)」、「ツイッター(23%)」、フェイスブック傘下「ワッツアップ(23%)」、中国・北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する「ティックトック(21%)」と続いた。

 ユーチューブはとりわけ18〜29歳の利用者が多く、95%が利用しているという。また、この年齢層は71%がインスタグラムを、70%がフェイスブックを、65%がスナップチャットを利用している。

 「SNSについては、いくらかネガティブな国民心理があるものの、米国民の7割は何らかのサービスを利用している」と、ピュー・リサーチセンターは指摘している。

(小久保 重信)