新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、米グーグルが中国の事務所を一時閉鎖すると、米メディアのザ・バージが報じた。

台湾、香港を含む中国の全事務所を閉鎖

 中国政府は先ごろ、1月30日までとしていた春節(旧正月)の休日を2月2日まで延長すると発表。また、上海市政府は市内の企業に対し2月9日まで営業を認めないとする通達を出した。

 グーグルはこうした措置に従い、台湾と香港を含む中国のすべての事務所を休みが明けても再開しないという。

 同社は併せて、従業員の中国本土と香港への渡航を制限した。中国に滞在している従業員に対しては、できるだけ早く帰国し、最低2週間は在宅勤務するよう要請している。中国に旅行に出かけている家族がまもなく帰国するという従業員に対しても同様に在宅勤務を求めている。

 グーグルは検索サービスなどの主要事業を中国本土で展開していないものの、スマートフォンやAIスピーカーなどのハードウエア製品の製造を同国に依存している。

 世界最大のインターネット市場であり、ハードウエア製品の製造拠点である同国は、米テクノロジー大手と親密なつながりがあり、企業の社員は頻繁に米中間を行き来していると、ザ・バージは伝えている。