不眠症の定義は、前回解説した通り、意外と複雑です。たとえ眠れていないと自分では感じていても、困った症状が無ければ、それは不眠症ではありません。「仕事や学業の生産性が十分に保たれているかどうか」が判断の鍵となります。

 それとは逆に、「睡眠に問題があるという自覚はないのに、昼間になんでこんなに眠いんだろう」と訴える人もいます。その場合には、たとえ睡眠時間がある程度保たれていても、実は「睡眠の質が非常に低い」ということがあり得ます。