デジタルで世界とつながる

 都農町で進めるデジタル・フレンドリー計画。

 今年度末までに、全世帯がインターネットに接続できる環境を整え、65歳以上と中学生以下の世帯、全世帯にタブレットが配布。

 町のホームページを一新、自分のIDデータを入力すれば自分に関係のある内容がレコメンドされ必要な情報が入手しやすくなることを目指しています。

 このような環境を活用できれば、都農町にいながら、東京に行かずとも全世界77億人とつながることが可能であることを伝えました。

(中学生からの感想抜粋)

「タブレットを各家庭にくばることなどを聞いてワクワクすることばかりでした」

「自由に個人の考えをデジタルを利用して世界に発信できることを知りました。町民として考えていきたいです」

自分もまちも可能性は無限

 今回の講演会で改めて感じたことは、まちづくりの現状について、中学生たちとリアルに共有することの大切さです。

 中学生たちの間でも、自分の町がなんにもない、住み続けても生活していけるのかという漠とした不安があります。

 とはいえ、町がどう考えて、今何をしているのかということを知るすべが少ないというのが、これはどこの町にも共通していることではないでしょうか?

 特に美辞麗句を述べたり、魅力的な戦略を出すことの前に、まず中学生も含めて、町の事実をしっかりと共有し、自由に意見を言い合い、町には自分たちのアイデアが反映される余白があると思えること、が第一歩なのではないかと思います。

 上述の中高生の居場所について、講演当日の議論でも活発にアイデアが出ていて、全体共有の場で発表する際にもたくさんの挙手があり時間切れになったほどです。

 事実の共有や双方向の自由な意見交換において、デジタルを活用できることは多いので、今後のまちづくりにおいて積極的にデジタルを通して発信、対話の促進をしていきます。

 今回の講演はあくまでも来年度から始まるキャリア教育プログラムのキックオフ。

 早速、中学生たちが帰り道に僕らのオフィスに立ち寄ってくれるようになりました。日常的に中学生たちと向き合いながら、町の将来を一緒に考えていきます。

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(中川 敬文)