ここで仲介者の男性が合流した。彼は、在留中国人。20年以上前に留学生として来日し、大学卒業後も帰国せずに日本に留まっている。仮に、彼の名前をリュウとしよう。

現在は中国人経営のチャイナエステ勤務

 ユキさんが働く“コノ店”について、リュウさんは流暢な日本語でこう答えた。

「彼女は、私が経営しているチャイナエステで働いています」

 エステといっても瘦身や脱毛を行うメンズエステではなく、オイルやパウダーを使って男性客にマッサージを行っている。性的なサービスを行う店も多く、限りなく風俗に近い。つまり、ユキさんは“源氏名”を名乗っていた訳だ。

 リュウさんが続ける。

「この部屋がユキさんの職場。ここでお客さんが来るのを待ちます。彼女には住むためのアパートを用意しているし、“ギャラ”も事前に約束した額をきちんと支払っていますよ」

 目下、中国とベトナムは国境線を巡って激しく対立している。両国間の関係を鑑みると、奇妙な結びつきに思えるが、

「国境の問題は国と国との問題。日本にいる我々には関係ありません。先に来日した我々中国人の中にも、日本人の社長サンに虐められた同胞は少なくありません。ガイジン同士は助け合わないとね」(同)

 だが、チャイナエステを名乗る店で、ベトナム人女性が出てきたらお客からクレームは入らないのか。