毎年2月の下旬頃になると、ゴールデンウィークが早く来ないものかとカレンダーを眺めて過ごすことになる。

 理由の一つは花粉症の症状がその頃までには治まるという月並みなものだが、もう一つの理由は木更津沖の堤防でクロダイの釣果が出始めるということである。

 私は、石油化学メーカー、大手アパレル、外資系金融機関、外資系コンピューター企業、外資系金融機関などで働き、現在はIT系の上場企業の役員をしているが、これまで企業で働く中で数多くの失敗もしてきた。

 大体失敗するときは正確な情報に基づかずに行動したときである。面白いことに趣味の釣りでも同じことがいえる。

 仕事にしても釣りにしても情報を鵜呑みにすると失敗するということは私が得た重要な教訓である。

 釣りにおけるそのような失敗談も交えながら、クロダイ釣りの楽しさを紹介したいと思う。

 クロダイという魚は、その名のとおり形状は概ね真鯛と同じであり、真鯛では赤みを帯びている部分が黒色になっていて、その色が薄い部分は銀色の輝きを放っている。

 口の先端から尾の先までの体長が50センチを超えるものが釣れることも珍しいことではない。

 千葉県木更津沖堤防のクロダイ釣りは、木更津沖の海上に横たわる堤防(沖堤)に渡船で渡って楽しむ釣りである。

 木更津沖堤は4つの堤防からなり、全体として「く」の字型に全長3000メートルの長さがある。