果たしてどのチームのユニホームを着るのか。7年間在籍したニューヨーク・ヤンキースから契約満了でFAとなった田中将大投手の去就に大きな関心が寄せられている。

 今オフのMLB(メジャーリーグ)のFA市場は新型コロナウイルス感染拡大の影響で各球団ともに打撃を受けていることもあり、例年に比べるとかなり低迷気味だ。

楽天・石井一久監督からのラブコール

 ただ、これまで宙に浮いていた大物FA選手たちの所属先がここにきて続々と決まり始め、段々と市場全体の動きが活発化し始めている。大物の1人である田中の去就にも動きがありそうだが、21日現在までのところ所属先決定の一報は届いていない。

 しかしながら田中が残留濃厚とみられていたヤンキースはDJ・ラメーヒュー内野手と6年9000万ドル(約93億2000万円)で再契約し、さらにレンジャーズからFAとなっていたサイ・ヤング賞を2度獲得したコーリー・クルーバー投手と1年1100万ドル(約11億4000万円)で合意するなど、趙かすると「ぜいたく税」が課せられる編成費のリミットまで、残額は残り少なくなってきた。まだヤンキースと田中は連絡を取り合っているとみられるものの、日米メディアはこぞって「田中、ヤンキース退団確実」というトーンで報じている。

 こうしたタイミングで急浮上しているのは実に8年ぶりとなる古巣・東北楽天ゴールデンイーグルスへの復帰だ。

 石井一久GM兼監督が田中について「もし選択が日本でとなるのであれば、もちろん楽天が帰ってきてほしいと言わない理由はないので、是非とも仙台で、東北でプレーしていただきたい」と報道陣を通じてラブコールを送り、にわかに東北の地へ凱旋する可能性が高まってきた。